屋久島弥生杉

2017年3月27日、春曇りの日で、かつ標高が高いせいかとても肌寒い日でした。入山管理棟の入り口から15分ほど急な坂を上ったところに樹齢3000年と推定される巨大な弥生杉がありました。多くの着生植物が杉の表面から生え出しており、一本の杉とは思えませんでした。7300年の鬼界カルデラの爆発以降の少なくとも1000年は、屋久島の屋久スギを含む植生は回復しなかった推定されています(楽寂静ノート24)。屋久島最古の縄文杉の樹齢が、6000年を超えない理由のひとつとなっています。(撮影者:川畑俊一郎)